[ 山仕事手習い塾2019を開催しました ]
2019/12/15
11月17日、山仕事手習い塾2019が開講しました。初日は講師に恵那市の高橋幸雄さんをお迎えし、中川村南陽地籍の村有林で実施しました。チェンソーの取り扱い方や目立てのコツ、ロープの取り扱い方法、もやい結び等をひととおり習った後は、林内で実際に一人ずつ選木して伐倒しました。最後に滑車を用いた倍力システムの構築を習得。少数精鋭でみっちり学ぶことのできた晩秋の一日でした。
第2日の11月23日は前回に続いて高橋幸雄さんを講師にお招きし、まずは南陽の村有林にてヒノキの枯損木の安全な伐倒方法について実践。トビの使い方や枝払い作業のコツを伝授していただいた後、午後は美里地区の私有林に移動。ここは受講生のSさん(22歳の女性)が管理を任された林齢30年ほどのヒノキ放置林。皆伐して農地に戻す計画です。侵入してきた竹を除伐してからヒノキを選木、伐倒、造材を何本も繰り返して実践を積み、終了する頃にはかなり明るい林になりました。
迎えた最終日の12月7日。この日の講師は未明に丹波市を出発して駆けつけてくださった中島彩さん。11月19日放映のTV番組「セブンルール」に出演されたばかりの業界著名人とあって、受講生は村内外から15名を数えました。午前中は横前地区の現場にてロケットストーブで暖をとりながらの安全装備・安全作業に関する講習。「お金で買える安全は買いましょう」の言葉が印象的でしたね。暖房の効いた横前集落センターで昼食を摂った後、そのまま場所をお借りして午前中の復習を兼ねた座学。そして再び寒風吹きすさぶ現場ヒノキ林にて牽引伐倒の実演講習。最後は広葉樹の追いヅル伐りで締めくくりました。
これにて3日間の全日程を終えました。講師を勤めていただきました高橋幸雄さん、中島彩さんには大変お世話様になりました。ありがとうございました。「山仕事手習い塾」は学び合いの場として、来年以降も継続していきます。
余談ですが、最終日の講座終了後の夕闇迫る中、受講生など6名がモデルとなり、現地で某イベント用ポスターに使う写真撮影が行われました。プロにお願いしただけあってカッコいい写真が撮れましたよ。その某イベントとは? 近日中にお知らせしますので乞うご期待!